マントラの説明をします。
マントラはエネルギーです、波動です、とよくいいます。これわかりますかね?私なりに理解したので説明します。
たとえば、太鼓を叩くと音がします。ど〜ん!って。
叩いた時のその響きを日本語ではど〜ん、といいます。だからど〜ん、ど〜ん、とかって表現しますね。
太鼓を叩いた時の、あの振動する響き。実際ど〜んといっているのでしょうか? そういう風にきいてるだけですね。
この叩いた時の響きこそがマントラです。
そして、太鼓の大きさによって響きが違います。
なので、表現(ど〜ん)も違ってきます。
どんどん、もあれば、ど〜ん、もあるし、とんとんもある。
わかりますか? 響きをマントラというのです。そのマントラといわれるものを音として表したのが、瞑想時に使うマントラです。
だから言葉ではないのです。言葉は単に響きを表すものに過ぎないのです。
通常、マントラは本にも書かれてるし、誰かにきいたこともあるでしょう。たくさんの種類がありますからね。
それを口にしたからといって何も起きません。生きてないからです。
フルフィルメント瞑想では、マントラを使います。そして、このマントラに息吹をあたえます。これがプージャと呼ばれる儀式です。
プージャをするのでただの言葉が生きてきます。ただの音が響きを持つのです。死んでるものに命を与えることができる儀式。これは尋常なことではありません。5000年の伝統に支えられているからこそできることなんです。
生きてるものと死んでるもの。
大きな違いはここにあるのです。